2024年4月6日(土)から18年ぶりにNHKプロジェクトXが復活して、『新プロジェクトX 挑戦者たち』として放送開始です!
プロジェクトX復活を待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか?
主題歌も中島みゆきさんの地上の星が再録されて採用されています。
ナレーションも田口トモロヲさんも継続です!
新プロジェクトXは失われた30年と言われた平成・令和の時代に焦点を当てていくようです。
気になる初回放送は平成シンボル的タワーの「スカイツリー」の建設に関わった人たちに注目していきます。
この記事では新プロジェクトX挑戦者たち初回放送の東京スカイツリー 天空の大工事 ~世界一の電波塔に挑む~のあらすじやネタバレ、見た人たちの感想をまとめていきたいと思います!
新プロジェクトX挑戦者たちの初回放送は「スカイツリー」
2024年4月6日(土)放送のNHK新プロジェクトX 挑戦者たちは
「東京スカイツリー 天空の大工事 ~世界一の電波塔に挑む~」
初回放送ということで通常45分の放送枠を83分に拡大して放送です。
昭和のシンボルタワーは東京タワー、平成のシンボルタワーはスカイツリーなのではないかと思います。
18年前に放送されていたプロジェクトXでは東京タワーを特集した回がありました。
今回はスカイツリーの建設に挑んだ人たちにフォーカスが当てられて行きます。
新プロジェクトX 東京スカイツリー 天空の大工事の概要は?
スカイツリーの敷地面積は東京タワーの約4分の1。
狭い敷地に超高層タワーを建てる難工事に、凄腕の設計士や全国各地から選りすぐられた精鋭の職人、のべ58万人が挑んだ。雷や突風、太陽熱などと闘い、完成直前には東日本大震災の激震に襲われながらも高さ600メートルでズレがわずか2センチという圧倒的な精度で鉄骨を組み立てた。たび重なる難題を乗り越え「世界一のタワーをこの手で作る」と集った技術者たちの意地の物語。
新プロジェクトX 東京スカイツリー 天空の大工事の登場人物は?
プロジェクトX東京スカイツリー天空の大工事の番組内に登場した人をまとめていきたいと思います。
スタジオゲスト
スタジオゲストに登場したのは3名
スカイツリーを組み立てる方法を考えた 大林組 田辺繁さん
とび職人チームのなかで遅れを撮っていたチーム 宮地建設工業 半田智也さん
カリスマとび とび職人(村松組・西中建設) 森川哲治さん
スタジオゲスト以外
■日建建設
意匠設計者 吉野繁さん (スカイツリーのデザインを考えた方)
構造設計者 小西厚夫さん
■大林組
総合所長 鳥居茂さん ※スカイツリー建設中に病魔に倒れ他界
小林淳一さん
旗持天文さん
鋼管会社
■佐々木製罐工業(兵庫 伊丹)
川辺壮一さん
■リージェンシー・スティール・ジャパン(福岡 北九州)
プレス職人 末永拓巳さん
■大阪特殊鋼管製造所 徳島工場
プレス職人 村野秀一さん
営業部 松本敏夫さん
新プロジェクトX 東京スカイツリー 天空の大工事のあらすじネタバレのポイント5選+1と詳細
独自に東京スカイツリー天空の大工事の見どころ、あらすじ、ネタバレポイントをピックアップしてみました。
あらすじポイントその1:のべ58万人が関わるプロジェクト難点は敷地の狭さ
スカイツリーの建設が必要になった理由は都心の高層ビル化が進み、2003年ごろから東京タワーの333mの電波塔では電波が届かなくなるという事態が起こっていたため、東京タワーの2倍以上の高さの電波塔が必要になっていた。
建設予定地の墨田区の敷地は東京タワーの敷地よりも狭く、南北にスペースが取れないうえに東京タワーの2倍以上の高さ600m以上のタワーを立てるという難易度が高いプロエクトかつ、工事だった。
設計から施工などあらゆる工程に関わった人数は約58万人に登った。
あらすじポイントその2:構造設計のヒントは日本の伝統建築がヒント
今では見慣れた光景になったスカイツリーです。
素人視線で「東京タワーより高いタワーが立つんだなぁー」と遠目に完成を眺めていた記憶があります。
構造設計にかかった月日は約2年
設計を担当した日建建設 小西厚夫さんは社会人になったあとに阪神淡路大震災を経験して、設計をするときは地震対策に力を入れていました。
しかし、スカイツリーは誰もが経験をしたことがない高さのタワーで
『こののっぽなタワーをあらゆる災害・地震に耐えられるようにせよ』という難題に追われていました。
その結果、行き着いたのが五重塔など日本の伝統建築で使われる『心柱』をタワーの中心に入れるというアイディアでした。
日建建設 小西厚夫さんはこの『心柱』のことに気付いた瞬間、スカイツリーに採用すると決めたそうです。
スポンサーリンクあらすじポイントその3:鉄骨の組み立ての誤差は頂上で6cm以内?!超精密な加工精度が求められた
スカイツリーに使われた鉄骨は3万6000トンでそのうち頂上の電波塔に当たるゲイン塔の重さは約1万トン
鉄骨パーツの数は37000本
鉄骨パーツの全国22社が参加し、スカイツリー用に特注鉄板は全国5社の製罐会社に持ち込まれて加工された
そこに求められたのは頂上で組み上げたときに安全上許される誤差は6m
直径2.3mの円形鋼管にもとめられた誤差は6mm
1人で4200トンの特注鉄板を巻いた男
大阪特殊鋼管製造所 徳島工場 プレス職人 村野秀一さん
廃工場から譲り受けた中古品のプレス機を使用していて、壊れたら終わりということでスカイツリーの仕事を断っていた
傷んでは修理を繰り返し古傷だらけのプレス機の様子が村野さんの人生の人生のようだと愛着を寄せていた
最終的に当時の営業部 松本敏夫さんに拝み倒されて引き受けることに
その背景に村野さんが短期で仕事を辞めてを繰り返してきて、奥さんに迷惑を掛けてきたこと、41歳で無職になり、この工場に人生を救ってもらった恩返しと奥さんに完成したスカイツリーを見せて上げることを決めました。
結果、村野さんは1人で相棒のプレス機と戦い、スカイツリー用の特注鉄板を鋼管として巻ききったが、スカイツリー完成の前に奥さんがくも膜下出血で倒れ他界
奥さんとスカイツリーを見に行く夢は叶わなかった
あらすじポイントその4:とび3チームの実力の差が浮き彫りに?解決策はお花見??
全国から完成された鉄骨が建設現場に集まり、37000本の鉄骨をとびの人たちが組み立てる
その現場に集められたのは全国でも高所作業に定評のある超一流のとび職の人たちが集められた
工期は3年半でスカイツリーの足となる部分は3箇所に分かれており、別々の会社が担当することになった
難工事の現場には必ず現れる精鋭部隊
スタジオ出演したカリスマとび 森川哲治さんが職長
北側:鈴木組
抜群のチームワークと安定感
西側:宮地建設工業
橋の建設などが得意
スタジオ出演した半田智也さんが職長
いざ、組み立てが始まると西側を担当していた宮地建設チームと東側を担当していた村松組・西中建設チームの作業スピードの差が浮き彫りに
他のチームに指摘された宮地建設の半田さんはなんとかその差を埋めようと努力をしますが、とびさんたちに八つ当たりや口調強く指示してしまう日々が続き、現場を降ろしてほしいと申し出るとびさんも出るように
ある日『同じ現場の仲間同士、花見でもしよう』という話が出た
現場仕事のあとにスカイツリー近くの隅田公園で花見を開催
はじめは同じ会社同士のメンバーで飲んでいましたが、お酒が進むにつれて会社の垣根を超えて話しができるように
この花見のあとから遅れを取っていた宮地建設の半田さんは『一から勉強し直そう』と決め、他のチームの作業現場に出向いて、話ができるようになり、作業スピードも追いつくようになったそうです。
お酒の力ってすごいですね。
あらすじポイントその5:完成間近の東日本大震災に遭遇ととびさん達の決断
スカイツリー建設は2009年4月6日着工開始で工期は3年半を計画していた
完成間近というところで2011年3月11日東日本大震災が発生
タワーは横に5m揺れ、地震対策の要となる心柱は建設途中で最悪のタイミング
このときのスカイツリーはゲイン塔のジャッキアップ中で高さ600mを超えていた
このとき頂上のゲイン塔の作業を担当していたのは橋の建設で似たような工法の経験がある半田さんが率いる宮地建設
ゲイン塔のジャッキアップは6方向7段の固定装置をそれぞれ付け替えていた。
その一部を外し始めたときに震災が発生
全員避難を要請されるなか、余震で自らの命も危ない状況でしたが、被害を最小限にするために宮地建設の半田さんは「固定装置が外れたまま、安全のために固定装置を固定したい」と声を上げた
そして、チームのメンバーにも確認し全員が「やります」と返答し、固定装置を装着して全員無事に戻ってきた
この時、現場を担当していた大林組の旗持天文さんは「頭が下がる思いだった」と
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あらすじポイントプラス1 :総合所長 鳥居茂さんが他界
スタジオゲストで登場したスカイツリーを組み立てる方法を考えた 大林組 田辺繁さんの上司でスカイツリー建設現場の総合所長鳥居さんが他界するという悲劇も起きていた
番組内では「鳥居通達」と呼ばれる通達があると紹介され、大林組 田辺さんは4年間書庫に籠もって建築技法をしらみ潰しに読み漁ったエピソードも印象的でした
最終的に所長不在の状態で完成したスカイツリーですが、
スカイツリーの完成には田辺さんのアイディアにかかっているということも残していました。
田辺さんご本人の前では言わないけど、周囲の方には期待をしていることを伝えていたのは自慢できる部下だったのかもしれません
新プロジェクトX 東京スカイツリー 天空の大工事の感想
SNSにUPされていたプロエクトX スカイツリーの感想をピックアップしてみたいと思います!
新プロジェクトX
スカイツリー工事仕事が遅かった会社が花見飲み会で他社と打ち解けてから
他社に行って勉強するようになった話飲み会ってこのためにあんだよね
職場で聞けない話 本音 自分のプライドを捨てて仕事にかける
— エシュロド (@nyan_dark_nyan) April 6, 2024
語られない裏側はあるだろうし、美談風に仕上げられているところもあるだろうけど、こういう風にして出来上がったものなんだよっていう記録を知れるのはいいことだなと素直に思うよ
特に私は単純だからね、モノづくりとは、って考えちゃうからね。。#プロジェクトX #スカイツリー— ちーすけ🍙好きなおにぎりの具は大葉刻んだやつ (@chi_suke_onemu) April 6, 2024
スカイツリーは業界としては特別中の特別。超高層ビルとはまた違うものがある。弥彦山と同じ高さの鋼構造物。改めて考えると凄いよね#プロジェクトX
— 毛利 (@meitantei_mouri) April 6, 2024
#新プロジェクトX
基本的に古い映像と「再現映像」で構成された旧シリーズには無かった緊迫感だ。記録映像がしっかり残っている時代にしか作れないプロジェクトXだ。— 天河真嗣@人呼んでカクヨム界のコンデ・コマ (@tenkawa_shinji) April 6, 2024
#新プロジェクトX
大震災の日、墨田区でまず建設中のスカイツリー見たのよね。倒れるかもと。クレーンの吊り下げた鍵型の部分がぐるんぐるんまわってたが映像にはないみたいだ。まわりのマンションからは揺れが増幅するのか女性の悲鳴だらけ。墨田区ゆえに古い家の砂壁がべこべこ動いていたあの日— わんだらー/カズ (@Wanderer_Kazu) April 6, 2024
半田さんの使命感
俺が先www
半田さんと森川さんのほのかなバチバチ感w#新プロジェクトX— SUPERひよっこ🐤🐤🐤🐤🐤 (@nanashi2020gon) April 6, 2024
あの余震が続く中で、ボルト付けに再び上がったのかぁ。。使命感なのか。当時、地上200m超の所に私はいたけど、あぁ死ぬわ、これ…って思った。あの3倍でしょ。想像を絶する恐怖だったろうに。凄い人たちだわ。 #プロジェクトX
— 龍の子 (@dragon_201201) April 6, 2024
震災で東京タワーの先っぽは曲がったのに、心柱もないスカイツリーは無事だったんだもんな。
それも職人さん達の技術・判断・勇気の賜物なんだな。
凄えとしか言いようがないや。#プロジェクトX— 黒井呀乎(通称ヤフコメ) (@Kuroi_Yahu) April 6, 2024
スポンサーリンク今はここにいない人を思いながら流れる曲はヘッドライト・テールライト。旅はまだ終わらない…
いやぁ、今更プロジェクトXやってどうすんの?と思ってたけど、音楽も語りもタイトルフォントも、「こういうのがいいんだよ」とドンピシャで、これは毎回見ちゃうわ。ちょろいわ私。
— さとひ/渡辺裕子(仕事用) (@satohi11) April 6, 2024
【新プロジェクトX】スカイツリー天空の大工事のあらすじネタバレと感想まとめ
スカイツリー建築中に震災発生していたことを忘れていたので、必死の思いで関わっていた人たちがいたからスカイツリーが完成したのかとしみじみとした気持ちになってしまいました。
・新プロジェクトXの初回放送はスカイツリー建設の裏側に迫った内容
・スタジオゲストは大林組田辺さん、宮地建設 半田さん とび職 森川さん
・世紀の大工事で誰もが経験したことがないスケールと現場
・耐震対策に伝統建築の工法
・鉄骨を組み上げたときの誤差は安全上、頂上で6cm以内
・とびさんの垣根をなくしたのは花見での飲み会
・ゲイン塔ジャッキアップ中に東日本大震災、半田さん達のチームが命がけで対応
・大林組 総合所長 鳥居さんはスカイツリー完成前に食道がんで他界
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